2023.06.04
脱初心者! Google フォントであなたの文章を格上げする!
脱初心者! Google フォントであなたの文章を格上げする!
今回は、自社のイメージや伝えたいメッセージなどに大きな影響を与える要素ともいえる「フォント」について解説します。
あなたは普段から、ビジネス文書なら見やすく読みやすいフォント、プレゼンテーションやWebサイトなら人の目を引く効果的なフォントなど、目的に合わせたフォント選びを意識されている人でしょうか?
適切なフォントを選ぶと、あなたの文書は一気にプロフェッショナルな雰囲気に変わります。フォントを使い分けることで、読み手に与える印象や情報の伝わり方を劇的に向上させることができるのです。
活字に使われているさまざまな書体のことを「フォント」と呼びます。よく知られているものとして、明朝体、ゴシック体、ポップ体などがありますね。
一方、どの端末からアクセスしても同じフォントデザインで表示してくれるインターネット上で表示される文字の書体を区別して「Web フォント」と呼んでいます。
Webフォントは、自動翻訳や音声読み上げソフトウェアなどに対応しているので、視覚障害者や日本語を読むことが難しい外国人など、アクセシビリティに配慮したコンテンツにできます。
Web フォントはたくさんありますが、なかでも Google フォントはオススメです。完全無料・登録不要で、商用利用もできるため、幅広く活用できます。なんと52種類もの日本語フォントが揃っています。詳細は、 Google フォントの公式サイトをご参照ください。
なお、全て英語のサイトですので、日本語で深く理解したいという方は、ぜひ Chrome 拡張機能 Google 翻訳を活用してみてください。閲覧しているウェブサイトを神速で翻訳してくれます。
フォントによって、文字の雰囲気や見え方がまるで違うことがおわかりいただけるかと思います。例えば、Google ドキュメント や Google スプレッドシート など、タイトルや見出しにインパクトのあるフォントを選ぶことで、注目を集めやすくなります。一方、本文には読みやすさを重視したフォントを使うことで、情報がスムーズに伝わります。
フォントの使い分けをマスターできれば、あなたもクラウド上級者です。 では早速、Google フォントの世界に一緒に飛び込んでみましょう!
フォントの追加方法
「Wordに比べると、Google ドキュメント の日本語フォントって、少ないよね?」
普段そう思っていたあなた! ぜひご自身でフォントを追加してみましょう。最もお手軽な方法は、 Google ドキュメント 、スプレッドシート 、スライド で直接フォントをインストールするというものです。
ここでは、Google ドキュメント を例に解説していきましょう。
まず、Googe ドキュメント のファイルを開いたら、フォントのプルダウンをクリックします。
メニューにある「その他のフォント」 をクリックすると、 Google フォントを追加する設定画面が表示されます。そこで「文字:すべての文字」をスクロールし、【日本語】を選択しましょう。
すると、選択できる日本語フォントの候補が表示されます。インストールしたいものにクリックでチェックを入れ、画面左下の【OK】をクリックしましょう。
これであなたの Google ドキュメントに日本語フォントが追加されました。超カンタンです。
改めて、 Google ドキュメントでフォントを確認すると、選択できる日本語フォントが追加されたことがわかります。
このフォントは、共有した相手がフォントのインストールを行なっていない場合でも同様に表示されます。意図したデザインを共有した相手にそのまま表示できるって嬉しいですね!
最後に、ぜひユニバーサル デザイン フォントを追加しておきましょう。ユニバーサル デザイン フォント(UDフォント)とは、「ユニバーサルデザイン」のコンセプトに基づいた誰にとっても見やすく読みやすいフォントです。わかりやすく読み間違いが起きないように、可読性や視認性、判読性が高くなるようにデザインされているのが特徴です。
Google フォントでは、フォント名に「BIZ UD」と入っている4つがユニバーサル デザイン フォントです。「I(大文字のアイ)」 と 「 l(小文字のエル) 」など、見間違いやすい文字も判別しやすいデザインなので、間違いなく伝えたいときにもオススメです。
以下は従来の Arial(エイリアル)とBIZ UDPゴシックとのの比較です。
さらに詳しく知りたいという方は、 Google フォントの公式サイト:フォントデザインの特徴をぜひご参照ください。
Google フォントを活用してあなたの文章を格上げする方法をお伝えしました。無料で使えるGoogle フォントを存分に活用し、ビジネスやプライベートの文書作成にぜひ役立ててください。